山口県下松市美里町のてあつい整体院 下松院に通われているS様から、産後の骨盤ケアと首・背中の痛みの経過のお話を伺いました。長時間の立ち仕事が続くお仕事のなかで、腰や骨盤の辛さ、頭が前に出る姿勢、書き物をすると文字が傾くといった状態が重なっていました。継続施術のなかで姿勢が変わり、「首の可動域が広がって生活しやすくなった」と感じられるまでの経過を記録します。本記事はS様の同意のもと、経過の事実を中心に記録します。
1. 初回ご来店時の状態 ── 意識しても戻ってしまう姿勢
S様の初回時の主訴は以下の通りでした。
- 産後の骨盤まわりの不安定さと、首・背中の痛み
- 書き物をするとき、自分では真っ直ぐのつもりでも文字が傾いてしまう
- 写真を見ると、自分だけ首が前に出ていたり、肩の高さが違っている
- 長時間立っていると腰や骨盤のあたりが辛くなり、2時間半が限界
- 十分に寝ているはずなのに、寝ても寝ても眠たさが残る
特に印象的だったのは、S様が 「姿勢を意識しても、気を抜くとすぐ元に戻ってしまう」 という手応えのなさを、長く感じてこられたことでした。意識の問題ではなく、身体の基準そのものが傾いている ── その感覚が、来院のきっかけになりました。
2. カウンセリングと評価 ── 姿勢分析で見えた「基準線のずれ」
初回は、専用のステッパーに立っていただき、横と正面から姿勢を撮影しました。おへその位置を基準点として、身体の各部位の位置関係を確認します。以下の状態が見えてきました。
- 横から:頭が本来の位置よりかなり前方に出ている
- 全体:前傾姿勢が強く、基準線と身体の線が大きく離れている
- 正面から:肩の高さに左右差があり、身体の中心線が傾いている
- 立位の保持:片側へ体重が偏り、骨盤の傾きを残したまま支えている
ブレシア®視点では、S様の状態を 軸②(小脳・大脳基底核)に蓄積した姿勢制御の学習と、軸①(脳幹・脳神経)への入力の偏りが重なった状態 と評価しました。長年の身体の使い方によって「傾いた姿勢」が基準として学習されており、意識で一時的に正しても、無意識の指令が元のパターンに戻していました。書き物の文字が傾くのは、身体の基準線そのものが傾いていたためです。
3. 施術内容 ── 中枢→末梢の順で「基準」を書き換える
当院では、独自フレーム「ブレシア®(brascia®/商標登録 第6920621号)」に基づき、以下の順序で施術を組み立てました。
| STEP | アプローチ | ねらい |
|---|---|---|
| STEP 1 | 専用機器による三叉神経への振動刺激 | 脳幹への入力を再整理 |
| STEP 2 | 頸部・頭部の位置関係の調整 | 頭が前に出た状態を減らす |
| STEP 3 | 胸郭・肩甲帯の深層筋膜(L2)への手技 | 前傾を支えていた緊張を解放 |
| STEP 4 | 骨盤と股関節の連動を促す誘導手技 | 左右差の代償を書き換え |
| STEP 5 | 体幹の支持筋を働かせる運動 | 新しい姿勢を無意識でも保てる状態へ |
S様の場合は、手技と調整に加えて、体幹の支持筋を働かせる運動も組み合わせました。整えた姿勢を保つための筋肉が働くようになることで、意識しなくても新しい基準が保たれるようになります。姿勢は「意識で保つもの」ではなく、無意識で保てる状態にしていくものだと考えています。
4. 施術後の経過 ── 基準が書き換わっていく
継続施術のなかで、体を反らす動作にも変化が見られました。

姿勢分析と日常動作をあわせて整理すると、変化は以下の通りです。
| 項目 | 初回時 | 継続施術後 |
|---|---|---|
| 頭の位置 | 大きく前方に出ている | 正しい位置に近づく |
| 頭の傾き角度 | 基準線から大きくずれる | 初回の約半分に減少 |
| 全体の前傾 | 基準線と大きく離れる | 距離が近づく |
| 肩の高さの左右差 | 差が大きい | 差が小さくなる |
| 立ち仕事 | 2時間半が限界 | それ以上でも以前ほど辛くない |
| ご本人の満足度 | 40% | 70% |
特に大きな変化は 「首の可動域が広がって、生活しやすくなった」 という点です。角度や数値の変化以上に、S様ご自身が 「目の端で見たとき、以前ほど首が前に出ていない」 と気づけるようになったことが、姿勢の基準が書き換わりつつあるサインだと考えています。あわせて、早寝早起きを実践されるなど、生活そのものを整える方向へ意識が変わっていきました。
この経過の理論的背景については、Media記事「姿勢制御と小脳|運動パターンが固定される仕組み」で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
5. S様からのメッセージ ── 「首の可動域が広がり生活しやすくなりました」

S様から、同じように産後の骨盤の不安定さや、長時間の立ち仕事で姿勢の悩みを抱えている方へのメッセージを伺いました。
「産後の骨盤ケアと首・背中の痛みのケアをして頂きました。どちらも痛みが改善されました。首の可動域が広がり生活しやすくなりました。」
当院(てあつい整体院 下松院・山口県下松市美里町)は、運動器機能管理領域を専門とする整体院です。美里町・潮音町・末武上をはじめ、光市方面からも多くの方にご来院いただいています。産後の骨盤ケアから、長時間の立ち仕事による腰や骨盤の負担、姿勢の歪みまで、生活背景を考慮した上で、姿勢の基準そのものを書き換えるサポートをご提供しています。
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