「病院でMRIを撮っても異常なしと言われた」「でも手のしびれや股関節の痛みは確かに続いている」。こんなご経験をされている方は少なくありません。医療機関で重大な疾患は否定されたのに症状は残る。この “行き場のない不調” こそ、ブレシア®が最も得意とする領域です。
てあつい整体院では、Emaps株式会社が保有する独自臨床モデル「ブレシア®(brascia®)」で、慢性化した複数の症状に対して脳と身体の両側から根本的に働きかけるアプローチを行っています。本稿では、過去のしびれで整形外科・脳神経外科を受診されたK様(60代)が、複数回の継続の中で「左手のしびれと左股関節の痛みが同時になくなった」とお話しされた症例から、なぜ継続で複数症状が同時に消えるのかをご紹介します(コーポレート解説:なぜ整体は “継続” で慢性化した身体を元に戻せるのか)。
医療機関で “異常なし” と言われた症状が続く 3つの理由
整形外科でレントゲンを撮っても、脳神経外科でMRIを撮っても “異常なし”。それでも症状は続く。この背景には、以下の3つの理由があります。
- 構造検査は “機能的な問題” を映さない:レントゲンやMRIは骨や神経の構造異常は確認できますが、脳のネットワークや筋膜の機能的な問題は映りません
- 慢性化した脳が複数症状を作り出す:ひとつの慢性痛が脳のネットワーク全体を再編し、離れた部位に別の症状(しびれ・関節痛など)を波及させます
- 対症療法では脳のネットワーク全体は変わらない:症状のある部位だけを揉んでも、脳が記憶した “慢性化したパターン” は変わらず、症状は戻ってしまいます
この3つはすべて “脳のネットワーク再編” というレベルで起きている状態です。表面の筋肉だけをほぐしても解消しないのは、この背景があるためです。
起点となる研究 ── Apkarian 2011「痛みと脳の可塑性」
Apkarian AV, Hashmi JA, Baliki MN による2011年発表の総説「Pain and the brain: specificity and plasticity of the nervous system in chronic pain」(Pain誌・PMID: 21146929)では、慢性化した症状が脳の構造そのものを変化させること、そしてその変化は継続的な適切な介入で可逆化していくことが、多数の脳画像研究から示されました。
特に重要なのは、Apkarian で示された「慢性痛は感覚野中心の急性痛回路から、情動・記憶ネットワーク中心の慢性痛回路へシフトする」という発見です。この回路シフトが、離れた部位に複数症状を同時に生み出す脳内メカニズムです。ですから、脳のネットワーク全体を再編する介入があれば、複数症状は同時に消えていきます。
ブレシア®視点 ── 複数症状併存の4軸連関
ブレシア®では、複数症状が併存する状態を4つの階層で捉えます。
| 4軸 | 複数症状併存で起きること | 継続で回復すること |
|---|---|---|
| 軸① 脳幹・脳神経経路 | 下行性疼痛調節の機能低下で全身に症状 | 継続で脳幹の抑制系が再賦活 |
| 軸② 小脳・大脳基底核 | 動作プログラム全体の誤学習 | 運動制御の再学習が定着 |
| 軸③ HPA軸 | 慢性ストレスによる症状連鎖の加速 | 自律神経のリズムが再構築 |
| 軸④ 島皮質・内受容感覚 | “どこが本当に悪いか” が分からない状態 | 身体状態の解像度が回復 |
複数症状が同時に起きる症状連鎖
慢性化した脳のネットワークは、以下のように複数の症状を同時に引き起こします。
| 同時に起きる症状 | メカニズム |
|---|---|
| 手のしびれ | 首肩周りの筋緊張が神経を圧迫 |
| 股関節の歩行時痛 | 姿勢の代償で下半身に負担が集中 |
| 肩の可動域制限 | 脳が誤った動作パターンを記憶 |
| 身体全体のだるさ | 交感神経優位の慢性化で回復が阻害 |
| “どこか調子が悪い” 感覚 | 内受容感覚の解像度低下 |
ブレシア®の “中枢→末梢” アプローチ ── 5ステップ
てあつい整体院では、以下の順序で施術を行います。この順序性が、脳の可塑化を段階的に引き出すブレシア®の中核です。
- STEP 1 ── 脳幹への感覚入力:アメリカ発の神経生理学的アプローチをベースにした独自メソッドで、脳幹の下行性疼痛調節を賦活します
- STEP 2 ── 深層筋膜と全身バランスの評価:イタリア発の筋膜リリース技術をベースにした独自メソッドで、症状のある部位ではなく全身のつながりから原因箇所を特定
- STEP 3 ── 姿勢と動作パターンの再学習:整った状態で全身の動作プログラムを更新
- STEP 4 ── 自律神経のリズム再構築:呼吸と全身のバランス調整で交感神経優位を落ち着けます
- STEP 5 ── 継続による定着:脳のネットワーク結合が再編され、複数症状が同時に軽減していきます
てあつい整体院でのブレシア®アプローチ ── K様 60代 複数回継続の症例
てあつい整体院に複数回の継続来院をされている60代のK様。過去に左手のしびれで整形外科・脳神経外科を受診されましたが「異常なし」の診断でした。加えて、左股関節が歩くたびに痛むという症状も併存し、肩のだるさや前方への可動域制限もお持ちでした。
初回の詳細な評価では、しびれ・関節痛・可動域制限が同時期に慢性化していることが分かりました。まさに Apkarian 2011 で示された「慢性痛回路が離れた部位に症状を波及させている」状態です。
ブレシア®の中枢→末梢アプローチを継続する中で、症状は徐々に変化していきました。複数症状が別々に消えるのではなく、脳のネットワーク再編に合わせて “同時に” 軽減していく ── これがブレシア®継続介入の特徴的な回復パターンです。
K様の直筆メッセージには「左手のしびれが続いていたが、しびれがなくなった。左股関節が歩くたび痛みがあったがなくなって楽になった」と記されています。単発の症状改善ではなく、複数症状が同時に消える。これは脳のネットワーク全体が可逆化した臨床的な事例です。
K様の直筆メッセージと施術経過の詳細は、山口県柳井市南町のてあつい整体院 柳井院でお通いいただいているK様 60代 複数回継続の記録 ── しびれと股関節痛が同時消失でご紹介しています。あわせて、コーポレートによる統合解説(なぜ整体は “継続” で慢性化した身体を元に戻せるのか)もご参照ください。
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原典
本ケースの理論解説
てあつい整体院 ブレシア®領域
関連症状
この症例のVoice
※ 本稿は Apkarian AV, Hashmi JA, Baliki MN. Pain and the brain: specificity and plasticity of the nervous system in chronic pain. Pain. 2011;152(3 Suppl):S49-S64. PMID: 21146929 を起点研究として、Emapsグループの臨床モデル「ブレシア®」の視点から解説したものです。
※ 個々の症状の変化には個人差があります。掲載症例は個人の体験であり、すべての方に同様の変化を保証するものではありません。
※ 医学的な診断・治療が必要な症状については、医療機関にご相談ください。本稿の内容は医療行為ではなく、健康維持のための情報提供です。

