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腰痛と姿勢の関係

腰痛の本当の原因は“神経の疲れ”?──脳幹・自律神経・姿勢制御の視点

こんにちは。てあつい整体院の佐伯です(柔道整復師・国家資格保有)。
当院には、
「寝起きで腰が硬くなる」
「座っているとで腰がズーンと重くなる」
「湿布や薬ではもう効かなくなってきた」
といった、深刻な悩みを抱えた多くの患者様が来院されます。

実は、そのしつこい腰痛の本当の原因は、あなたが思っている場所とは違う「神経の疲れ」にあるのかもしれません。
今回はそのメカニズムを、専門家の視点から徹底的に解説していきます。

痛みは「脳」でつくられる感覚

痛みは、筋肉や骨の損傷だけでは生まれません。
身体からの信号が脳に届き、初めて「痛い」と認識されます。これが痛みの正体です。

痛みの情報経路(8ステップ)
レセプター → 末梢神経 → 脊髄 → 脳幹 → 小脳 → 視床 → 島皮質 → 大脳皮質

このどこかで情報処理が過敏になると、組織の損傷がなくても痛みは続きます。これが慢性痛です。

慢性腰痛と「脳幹」・「自律神経」の深い関係

脳幹は、呼吸・心拍・血圧・姿勢・痛みの調整を行う“生命維持の司令塔”です。
しかし、脳幹の働きが悪くなると、以下の状態が起こります。

  • 自律神経(交感神経・副交感神経)の乱れ
  • 痛みを抑える「下降性疼痛抑制系」の働き低下
  • 脳が「危険」「不安」と判断し続ける

その結果、身体の組織が治っているのに痛みだけが残る――これが脳がつくり出す慢性痛です。

姿勢の乱れは「筋肉」よりも「脳の制御」の問題

姿勢は筋力だけで支えられているのではなく、脳が3つの感覚情報を統合して維持しています。

感覚役割
体性感覚身体の位置情報筋紡錘・ゴルジ腱器官・足裏感覚
視覚身体の傾きの把握目線・水平線の認識
前庭感覚重力・バランスの感知三半規管・耳石器

これらの情報を統合し、姿勢をコントロールしているのが脳幹や小脳です。
姿勢が崩れるということは、筋肉だけでなく脳の姿勢制御システムにも負担がかかっているということです。

てあつい整体院のアプローチ

  • 神経・脳幹へのアプローチ:鍼、TNブレイン、水素吸入など
  • 姿勢制御の再学習:トムソンベッド矯正、眼球運動、前庭刺激
  • 筋・筋膜・インナーマッスルの改善:楽トレ、筋膜リリース

身体をリセット → 学習 → 定着へ導き、脳が「もう大丈夫」と判断できる状態をつくります。

あなたの身体は変われます

てあつい整体院では、神経学や解剖学に基づいた施術を行っています。
不調の背景は単純ではなく、生活習慣や体質、脳神経・筋膜・骨格・ホルモンなどが複雑に関係しています。

だからこそ私たちは、評価 → 施術 → 再評価を重ね、リセット → 学習 → 定着のプロセスを大切にしています。
その積み重ねを通じて「心身の変化」を実感し、あなたらしい日常を取り戻していただけるようサポートいたします。

※効果や体感には個人差があり、必要に応じて医療機関の受診をご案内します。