意識しても姿勢が崩れる理由とは
こんにちは。てあつい整体院の佐伯です(柔道整復師・国家資格保有)
当院には、
「デスクワークで午前中から腰が硬くなる」
「中腰作業で腰がズーンと重くなる」
「湿布や薬ではもう効かなくなってきた」
といった、深刻な悩みを抱えた多くの患者様が来院されます。
実は、そのしつこい腰痛の本当の原因は、あなたが思っている場所とは違う「神経の疲れ」にあるのかもしれません。
今回はそのメカニズムを、専門家の視点から徹底的に解説していきます。
姿勢を「意識しても戻る」理由
「姿勢を正してください」と言われて、
一時的に背筋を伸ばすことは、多くの方ができます。
しかし実際には、
・数分後には元に戻っている
・気づいたら猫背や反り腰になっている
・疲れると一気に崩れる
このような経験がある方がほとんどではないでしょうか。
これは意志が弱いからでも、努力が足りないからでもありません。
実は、姿勢には2つのコントロールシステムが存在します。
随意姿勢と不随意姿勢の違い
姿勢は大きく分けて、次の2種類があります。
随意姿勢(意識して作る姿勢)
- 「背筋を伸ばそう」と考えて整える姿勢
- 主に前頭葉・大脳皮質が関与
- 集中している間だけ維持できる
不随意姿勢(無意識で保たれる姿勢)
- 何も考えていなくても保たれる姿勢
- 主に脳幹が関与
- 疲れていても自動的に働く
つまり、
意識して姿勢を正せても、
無意識の時間が長い日常では、
不随意姿勢の影響のほうが圧倒的に大きい
ということです。
腰痛が慢性化する人の共通点
慢性的な腰痛を抱えている方の多くに、共通点があります。
- 無意識の姿勢が崩れている
- 身体を支える反射がうまく働いていない
- 常に身体が「守りの緊張状態」にある
これは、筋肉や骨の問題というよりも、
姿勢を自動調整している脳幹の働きが疲弊している状態とも言えます。
その結果、
・同じ姿勢が続くと腰が固まる
・少しの動作で重だるさが出る
・痛みを避けるため、さらに姿勢が崩れる
という悪循環に入ってしまうのです。
なぜ「神経の疲れ」が起こるのか
現代の生活環境は、脳幹にとって非常に過酷です。
- 長時間のデスクワーク
- スマートフォンの多用
- 睡眠不足
- 精神的ストレス
これらが重なることで、
本来は無意識に姿勢を保つはずの神経システムが、
常に過緊張・過防御の状態になってしまいます。
この状態では、
いくら筋トレやストレッチをしても、
「土台」が不安定なため、姿勢は安定しません。
無意識の姿勢を整えるために重要な視点
無意識でも姿勢を保てる身体をつくるためには、
- 脳幹が正しく情報処理できること
- 身体を守りすぎている神経のブレーキを緩めること
- 姿勢反射がスムーズに働く状態を取り戻すこと
が重要になります。
当院では、こうした視点から
神経機能にアプローチする施術(TNブレインなど)を組み合わせ、
姿勢を「意識しなくても保てる状態」を目指します。
これは、
「無理に良い姿勢を作る」のではなく、
身体が自然と良い姿勢を選べる状態に戻すという考え方です。
姿勢改善は「結果」であって「目的」ではない
私たちは、
「姿勢を良くすること」そのものをゴールにはしていません。
姿勢が安定することで、
・腰の負担が減り
・動作が楽になり
・日常生活に余裕が生まれる
その先の変化こそが大切だと考えています。
いかがでしたでしょうか?
てあつい整体院では、神経学や解剖学に基づいた施術を行っています。
不調の背景は単純ではなく、生活習慣や体質、脳神経・筋膜・骨格・ホルモンなどが複雑に関係しています。
だからこそ私たちは、評価 → 施術 → 再評価を重ね、リセット → 学習 → 定着のプロセスを大切にしています。
その積み重ねを通じて「心身の変化」を実感し、あなたらしい日常を取り戻していただけるようサポートいたします。
※効果や体感には個人差があり、必要に応じて医療機関の受診をご案内します。

