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腰痛に効く鍼灸のチカラ

生理痛による腰痛には鍼が効く!—神経×ホルモン×脳への科学的アプローチ

こんにちは。てあつい整体院の古閑です(鍼灸師・国家資格保有)

当院には、

「生理の時は、ずっと腰が硬くなって痛くなる」

「中腰作業で腰がズーンと重くなる」

「薬ではもう効かなくなってきた」

といった、深刻な悩みを抱えた多くの患者様が来院されます。

実は、そのしつこい腰痛の本当の原因は、あなたが思っている場所とは違う「神経の疲れ」にあるのかもしれません。

てあつい整体院では、腰だけを揉む対症療法ではなく、“神経生理学に基づく鍼×脳神経アプローチ”で、症状の背景にあるメカニズムから整えます。

なぜ生理痛で腰が痛くなる?

プロスタグランジンの作用

生理中に増えるプロスタグランジンは子宮収縮を促し、痛み・血流低下を引き起こします。この刺激が脊髄に伝わり、腰部での痛みとして感じられることがあります。

神経伝達の過敏化

生理期は脊髄レベルで痛み受容の感度が上がり、小刺激でも強い痛みとして増幅されがちです。

脊髄反射の過剰反応

骨盤内の刺激により脊髄反射が過剰になると、腰背部の筋緊張が高まり「腰が固まる・ズーンと重い」といった症状に結びつきます。

鍼治療が効く神経生理学的な理由

痛み伝達の遮断(Aδ線維・C線維)

鍼刺激は末梢〜脊髄での痛み信号(Aδ線維・C線維)にブレーキをかけ、脳への伝達を抑制。結果として「痛い」が自然に弱まる状態をつくります。

エンドルフィン分泌(オピオイド系の活性化)

中枢でエンドルフィンなどの内因性オピオイドを促進し、鎮痛とともに穏やかな安心感・幸福感をもたらします。

ニューロモジュレーション(痛み感受性の調整)

鍼は脳内のセロトニン・ノルアドレナリンのバランスを整え、痛みの感じやすさを低下。「痛みに強い脳」への再教育を後押しします。

鍼×脳神経:自律神経・ホルモン・神経可塑性

作用具体的な変化
自律神経の調整交感神経の過緊張を緩め、骨盤・子宮の血流を最適化
ストレスホルモン低下コルチゾール負荷を軽減し、痛みに対する心身の耐性を高める
神経可塑性の促進「痛みの記憶」を上書きし、慢性化サイクルを断ち切る

てあつい整体院のアプローチ(入力→統合→出力)

  • 入力(Receptor):皮膚・筋膜・内臓・固有感覚からの正確な情報を脳へ。
  • 統合(Brain & Spinal):脊髄〜脳幹〜大脳で痛み情報を適正に処理できる土台づくり。
  • 出力(Motor & Autonomic):筋緊張・自律神経・ホルモン反応が過不足なく働く状態へ。

私たちは「腰だけを触る」のではなく、「脳と神経を再教育」していきます。

こういう方におすすめ

  • 生理のたびに腰痛・腹痛・頭痛が強くなる
  • 薬やピルに頼りたくない/副作用が気になる
  • 冷え・むくみ・睡眠の浅さ・情緒不安定が気になる
  • 生理前からPMS症状(イライラ・不安・だるさ)が出やすい

よくあるご質問

鍼はどれくらいで効果を感じますか?

個人差はありますが、初回〜3回で強度低下を感じる方が多いです。周期に合わせた継続で波の小型化を狙います。 服薬中ですが、併用はできますか?

多くの場合で併用可能です。問診で服薬状況を確認し、安全第一で刺激量を調整します。 生理中でも施術できますか?

可能です。症状が強い時期こそ、自律神経・血流・痛み伝達の調整メリットが期待できます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

てあつい整体院では、神経学や解剖学に基づいた施術を行っています。

不調の背景は単純ではなく、生活習慣や体質、脳神経・筋膜・骨格・ホルモンなどが複雑に関係しています。

だからこそ私たちは、評価 → 施術 → 再評価を重ね、リセット → 学習 → 定着のプロセスを大切にしています。

その積み重ねを通じて「心身の変化」を実感し、あなたらしい日常を取り戻していただけるようサポートいたします。

※効果や体感には個人差があり、必要に応じて医療機関の受診をご案内します。