こんにちは。てあつい整体院の佐伯です(柔道整復師・国家資格保有)
当院には、
「前屈みは腰痛が酷い」
「寝起きで腰がズーンと痛くなる」
「マッサージではもう効かなくなってきた」
といった、深刻な悩みを抱えた多くの患者様が来院されます。
実は、そのしつこい腰痛の本当の原因は、あなたが思っている場所とは違う「ホルモン、インナーマッスル、神経の疲れ」にあるのかもしれません。
今回はそのメカニズムを、専門家の視点から徹底的に解説していきます。
更年期の腰痛に起きていること
1)エストロゲンの急減:ホルモンが腰痛に影響
- 痛覚過敏:エストロゲン低下は痛みの抑制や血流調整に関与する機構を弱め、同じ負荷でも痛みを感じやすい状態に。
- コラーゲン代謝の変化:靭帯・腱・筋膜の張力バランスが崩れ、腰椎〜骨盤周辺の安定性が低下。
- 自律神経・睡眠:ホットフラッシュや中途覚醒で回復が遅れやすいのも特徴。
2)骨盤底筋群の緩み:体幹の“底”が弱くなり腰痛に影響
骨盤底はインナーマッスルがチームとなり、腰椎・骨盤を安定させます。更年期では出産歴・運動不足・ホルモン変化が重なって張りが弱くなりやすい環境です。
- インナーマッスルの機能が低下 → 腰椎の過度な反り/丸まり
- 骨盤の仙腸関節が不安定 → 立ち上がり/片脚動作で痛み
- 呼吸浅化 → 首肩の緊張増 → 腰の二次的負担
3)筋力低下:負荷への耐性が低下して腰痛に影響
お尻や股関節周辺の筋肉の出力が落ちると、日常動作(前屈、持ち上げ、長時間座位)が腰一点に集中負荷になりやすく、「動くとマシ」「固まると痛い」の波が出やすくなります。
=まとめ:更年期の腰痛は、エストロゲン低下 × 骨盤底の支持低下 × 筋力・自律神経の変化が重なる複合現象が影響しているケースが多いです。
改善のためにできること(今日からできるライフハック+栄養ガイド)
姿勢と栄養
- 座り姿勢:坐骨で座り、骨盤は軽く立てる。モニター上端=目線、肘90〜100°、足裏は床にフラット(届かなければ足台)。
- 立っている時は三点支持:かかと・親指の付け根・小指の付け根で接地。お腹のみぞおちを突き出さないように!
- 栄養ヒント:身体のだるさ対策にたんぱく質+食物繊維(ゆで卵+野菜、ヨーグルト+ナッツ)。血糖の乱高下を抑え姿勢維持がラクに。
腰痛が落ち着いた先に待つ未来
- 朝いちの動き出しが軽い:起床時のこわばりが減り、家事・通勤の立ち上がりがスムーズ。
- 作業が続く:姿勢が保ちやすく、集中が切れにくい。夕方の「ズーン」が出にくい。
- 再発しづらいからだ:日常動作のコツが身につき、負担が一点に集中しない。
- 気持ちが前向きに:痛みが日常を占拠しにくく、趣味や家族時間を楽しめる。
最後に
いかがでしたでしょうか?
てあつい整体院では、神経学や解剖学に基づいた施術を行っています。
不調の背景は単純ではなく、生活習慣や体質、脳神経・筋膜・骨格・ホルモンなどが複雑に関係しています。
だからこそ私たちは、評価 → 施術 → 再評価を重ね、リセット → 学習 → 定着のプロセスを大切にしています。
その積み重ねを通じて「心身の変化」を実感し、あなたらしい日常を取り戻していただけるようサポートいたします。
※効果や体感には個人差があり、必要に応じて医療機関の受診をご案内します。