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腰痛と姿勢の関係

腰痛改善の新常識——姿勢をコントロールする脳と身体の仕組み

こんにちは。てあつい整体院の佐伯です(柔道整復師・国家資格保有)

当院には、
「姿勢を正そうと思っても、すぐ姿勢が崩れてしまう」
「姿勢が悪くて腰がズーンと重くなる」
「湿布や薬ではもう効かなくなってきた」
といった、深刻な悩みを抱えた多くの患者様が来院されます。

実は、その姿勢が崩れる原因、腰痛の本当の原因は、あなたが思っている場所とは違う「神経の疲れ」にあるのかもしれません。
今回はそのメカニズムを、専門家の視点から徹底的に解説していきます。

1. 姿勢は筋肉ではなく「脳」がつくるアウトプット

一般的に「姿勢の悪さ=筋肉の弱さや骨格の歪み」と考えられがちです。
しかし、最新の神経科学では、姿勢は脳と神経によってコントロールされる無意識的な出力であることが分かっています。

  • 大脳皮質:姿勢を意識的に修正、新しい動きを学習
  • 小脳・大脳基底核:運動の協調・習慣化、悪い姿勢も「クセ」として記憶
  • 大脳辺縁系・島皮質:ストレスや感情が姿勢に影響
  • 脳幹(PMRFや前庭神経核):筋緊張や反射を司り、土台を形成

つまり、単純に筋肉を鍛えるだけでは不十分で、「脳と神経の働き」まで見直すことが腰痛改善には不可欠なのです。

2. 腰痛と姿勢をつなぐ「神経の疲れ」

姿勢が崩れると、腰痛に繋がるのは理由があります。

  • 長時間のデスクワークは、小脳や基底核に「猫背姿勢が当たり前」と記憶される
  • 慢性的なストレスは扁桃体を刺激し、交感神経優位で腰や肩の筋肉を緊張させる
  • 不良姿勢が続くことで「脳が作り出すプログラム」として定着し、腰痛が繰り返される

「意識して背筋を伸ばしても続かない」のは、無意識の神経システムがすでに変化しているためです。

3. 姿勢改善の新しいアプローチ

当院では、神経学・解剖学に基づいた多角的な施術で「脳と身体の両面から」腰痛改善を目指します。

  • 筋膜リリース:筋膜を通して脳に安全信号を送り、緊張をリセット
  • 鍼・三叉神経刺激(TNブレイン):脳幹や自律神経に働きかけ、痛みと姿勢を調節
  • 水素吸引や呼吸法:内受容感覚を整え、ストレスによる姿勢不良を改善
  • バランストレーニング:小脳に「正しい姿勢の再学習」を促す

単なるマッサージや骨格矯正とは異なり、脳と神経に働きかけて姿勢そのものを再教育することが大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
てあつい整体院では、神経学や解剖学に基づいた施術を行っています。

不調の背景は単純ではなく、生活習慣や体質、脳神経・筋膜・骨格・ホルモンなどが複雑に関係しています。
だからこそ私たちは、評価 → 施術 → 再評価を重ね、リセット → 学習 → 定着のプロセスを大切にしています。

その積み重ねを通じて「心身の変化」を実感し、あなたらしい日常を取り戻していただけるようサポートいたします。

※効果や体感には個人差があり、必要に応じて医療機関の受診をご案内します。