広島市中区舟入南のてあつい整体院 舟入院に通われているE様の経過記録です。2時間座っていられないほどの腰痛で旅行を諦めていた状態から、継続の中で沖縄への旅行に行けるまでになりました。
来院のきっかけ ── 座れないから、出かけられない
E様は以前、2時間座っていることも耐えられないほどの腰痛を抱えていました。仕事でのデスクワークはもちろん、飛行機や車での長時間の移動が難しく、旅行を諦めざるを得ない状態でした。
腰の痛みそのものもつらいものでしたが、それ以上に「座れないから行けない」と、行動の範囲が先に決まってしまうことが、生活の質を下げていました。
初回の確認 ── 片側に偏った使い方が固まっていた
初回に状態を確認したところ、腰の片側だけが硬くなり、塊のような状態になっていました。E様ご自身もセルフケアでほぐしてはいたものの、すぐにまた硬くなるとのことでした。
これは表面の筋だけの問題ではなく、痛みを避けるために無意識に片側へ重心をかける癖が長年で固定され、骨盤の位置も偏っていたためです。「座ると痛い」という予期が座る前から腰を固め、その固まった状態で座るので実際に痛くなる、という循環ができていました。
継続の経過 ── 座れる時間が少しずつ伸びた
ブレシア®の枠組みでは、局所をゆるめる前に中枢側の状態から整えていきます。E様の場合も、腰を直接押す前に動作の指令を出している側から確認し、そのうえで骨盤の偏りと腰の片側の硬さを整えていきました。
- 初期:施術後は座りやすくなるが、日常に戻ると片側の癖が出て硬さが戻る
- 中期:左右の負担が分散されはじめ、座位を保てる時間が伸びる。ほぐしても戻る状態から抜け出す
- 後期:長時間の座位でも痛みが出にくくなり、移動を試すようになる

後屈(後ろに反る動作)の可動域も広がり、腰を守るために固めていた状態がほどけていることが確認できます。
現在のご様子 ── いただいた言葉
腰痛で悩んでいましたが今では旅行が出来る位良くなりました これからもケア続けます
「旅行が出来る位」という表現は、痛みが何点になったかではなく、行ける場所が戻ったことを語っています。現在は沖縄への旅行にも行かれ、長時間の座位も問題なく過ごせるようになっています。「これからもケア続けます」という言葉に、状態を保つための継続を前向きに捉えておられることが表れています。
この経過から見えること
腰痛で「座れない」状態が続く背景には、腰の組織だけでなく、「座ると痛い」という予期が座る前から腰を固めている構造があります。避け続けることで座る動作に必要な身体の使い方が鈍り、片側の癖が固定されます。
骨盤の偏りを整えたうえで「座れた」という経験が積み重なると、予期が変わり、行動の範囲が戻ります。E様の「旅行が出来る」は、その過程の到達点です。
この構造については、下記の解説記事で詳しく整理しています。
▶ 腰痛で “座れない” が続く本当の理由 ── 動作を制限する予期

E様、いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。
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