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肩の痛みで “腕が上がらない” 日が続く理由 ── 身構えがほどけるまで

ブレシア®(brascia®/商標登録 第6920621号)は、感覚入力・中枢統合・運動出力の循環に基づき状態適応性を評価・更新する独自臨床モデルです。本記事では、腕を上げるたびに肩が痛み、腕の上がりにくさが続いてしまうのはなぜかを、ブレシア®の軸②(小脳・大脳基底核)と軸④(島皮質・内受容感覚)の枠組みで整理します。Emaps コーポレートの統合解説「不調が和らぐと “段取り” まで変わる理由 ── 痛みと注意の循環」のてあつい整体院での展開として、腰痛・肩こり・膝の痛みの領域における連関を解説します。

てあつい整体院では、アメリカの脳神経技術とイタリアの筋膜技術を統合した独自メソッド「ブレシア®」(Emaps株式会社が開発)を採用しています。肩の痛みを肩だけの問題として捉えず、姿勢や背中・肩甲骨の動き、そして痛みが生む「身構え」まで含めて、からだ全体の状態から確かめていきます。

「肩の痛みで腕が上がらない日が続く」3つの理由

  1. 腕の動きは、肩だけでなく背中と肩甲骨で支えられているため。腕を高く上げるとき、肩甲骨は背中の上を滑るように回り、背骨や肋骨もわずかにしなります。姿勢が崩れて背中や肩甲骨まわりが硬くなると、その分の負担が肩の関節に集まり、上げたときに痛みが出やすくなります。
  2. 痛みを経験すると、動く前から身構えるようになるため。腕を上げるたびに痛みがあると、脳はその動きを「注意が必要な動作」として覚えます。腕を上げる前から肩まわりに力が入り、動きがさらに小さくなっていきます。
  3. かばう動き方やくせが、からだに定着していくため。痛みを避けるために腕を上げる動作を控えたり、腕を内側にひねったまま荷物を持ったりする動き方が続くと、それが当たり前の動き方として定着し、肩まわりの筋肉が固まりやすくなります。

起点となる研究 ── 痛みは注意を奪い、動きを身構えさせる

Eccleston C, Crombez G. Pain demands attention: a cognitive-affective model of the interruptive function of pain. Psychological Bulletin. 1999;125(3):356-366.

要約:痛みには、注意をさえぎり、注意を求めるという性質があることを、多くの研究から整理した論文です。痛みは、その場から離れることをうながす信号として優先的に選ばれるとされ、痛みがどれだけ注意を引きつけるかは、痛みの脅威の度合いと、そのときの作業や環境との関係で決まるというモデルが示されています。

論文を読む(DOI)

腕を上げたときの痛みは、からだにとって「この動きは避けたほうがよい」という信号になります。その信号に注意が向き続けると、腕を上げる前から身構えるようになり、重い物を運ぶ、高い棚に手を伸ばすといった日常の動作が、少しずつ負担に感じられていくと考えられます。

ブレシア®視点:軸②×軸④×L2の連関

階層 起きていること 継続で変わること
軸②(小脳・大脳基底核)— 動きの協調と力の入れ方 痛みをかばう動き方が定着し、腕を上げる前から肩まわりに力が入る 余計な力みが減り、腕を自然な順序で上げやすくなる
軸④(島皮質・内受容感覚)— からだの内側の感じ取り方 肩の違和感や痛みの信号に注意が向き続け、動かすことへのためらいが生まれる 痛まずに動けた経験が重なり、腕を上げることへの身構えがほどけていく
L2 構造・深筋膜 姿勢が崩れ、背中や肩甲骨まわりの筋膜が硬くなって、肩甲骨が回りにくくなる 姿勢と肩甲骨・背骨の動きが戻り、肩の関節に負担が集まりにくくなる

背中の硬さ×肩の痛み×身構えの連鎖 ── なぜ腕を上げるたびに痛みがくり返すのか

起きる順序 身体で進行していること
① 姿勢が崩れ、背中が硬くなる 同じ姿勢や、腕を内側にひねった使い方が続き、背骨や肋骨のしなりが小さくなります。
② 肩甲骨が回りにくくなる 肩甲骨まわりの筋膜が硬くなり、腕を上げるときの肩甲骨の動きが制限されます。
③ 肩に負担が集まる 足りない動きを肩の関節が補おうとして、腕を上げたときや物を持ったときに痛みが出やすくなります。
④ 身構えが生まれる 痛みへの注意が強まり、腕を上げる前から肩まわりに力が入るようになります。
⑤ 腕が上がりにくくなる 腕を上げる動作を避けるようになり、肩甲骨や背中がさらに動きにくくなって、上がりにくさが続きます。

「中枢→末梢」の順序がなぜ腕の上がりやすさを戻すのか

肩だけをほぐしても、動く前の身構えや、姿勢・背中・肩甲骨の硬さが残っていると、腕を上げるたびに同じ痛みがくり返されます。ブレシア®では、神経のはたらき(中枢)から確かめ、そのうえで筋膜や関節(末梢)を整える順序をとります。

  1. STEP 1:痛みが出る動作を伺う
    どの角度で、どんな動作のときに肩が痛むのかを伺い、腕の上がり方を確かめます。
  2. STEP 2:姿勢と肩甲骨の動きを確かめる
    横や正面から姿勢を確かめ、腕を上げたときの肩甲骨の回り方、背骨や肋骨のしなりを順に確かめます。
  3. STEP 3:身構えをゆるめる入力を整える
    神経への入力を整え、腕を上げる前から入っていた余計な力を落ち着かせます。
  4. STEP 4:背中・肩甲骨まわりの筋膜を整える
    神経の緊張がゆるんだところで、専用の機器による振動も使いながら、背中から肩甲骨にかけての深い筋膜にアプローチします。
  5. STEP 5:痛まずに上がる経験を重ねる
    無理のない範囲で腕を上げる経験をくり返し、荷物の持ち方などふだんの動き方も見直しながら、身構えずに動ける状態を目指します。

てあつい整体院 下松院でのアプローチの位置づけ

下松市美里町のてあつい整体院 下松院では、腰痛・肩こり・膝の痛みを中心に、からだ全体のつながりから状態を確かめています。右腕が上がりにくく、以前は上げたときや重い物を持ったときに痛みがあったT様は、姿勢と、背中・肩甲骨まわりの動きから整える施術を8回続けられました。物を持ったときの痛みが軽くなり、横から撮った写真では姿勢の角度も変化して、腕が上がりやすくなっています。「以前は上げた時痛かったが、今はらくになった!!」「通院して良かったです」と語られています。今後は、右腕を内側にひねったまま荷物を持つくせを見直しながら、痛みのない状態を目指していきます。経過は肩の痛み・腕の上がりにくさが8回で改善 ── 下松市美里町 T様でご紹介しています。

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※ ブレシア®(brascia®)は医療行為の代替ではなく、状態把握とケアの質を高めるための独自フレームとして運用しています。

※ 症状によっては医療機関の受診が優先となる場合があります。

※ 本文書はEmaps株式会社が著作権を保有します。無断転載・二次利用を禁じます。商標登録 第6920621号。